民生委員・児童委員の活動を支える組織として設置されているのが、「民生委員児童委員協議会(民児協)」です。すべての民生委員・児童委員は、地域の民児協の一員(構成員)になっています。
民児協は、一定の区域ごとに設置することが定められています[民生委員法第20条]。法律に基づき設置され(市の場合は複数民児協を設置、町村は原則その全域で1民児協)、委員活動の基礎単位となることから「法定単位民児協」と呼ばれています。
さらに、民児協はより広域(市・県・全国)の各段階にも設置(任意)されており、「連合民児協」と呼ばれています。
単位民児協の任務(役割)として、次のような点が挙げられます[民生委員法第24条]。
法定単位民児協では、月1回程度「定例会」を開催しています。定例会は、委員同士及び関係機関との情報共有や活動方針の確認、合意形成、さらに研修の場として、民児協活動の基盤となっています。
「秋田県民生児童委員協議会(秋田県民児協)」は、3,399名の民生委員・児童委員、25市町村民児協で構成されています(令和4年12月1日現在)。
★お住まいの市町村民児協についてはこちらをご覧ください。
秋田県民児協では、民生委員・児童委員活動の強化推進に向けた取組を行っています。地域住民・関係機関との連携体制を強化し地域共生社会の実現に向けた「地域づくり」を推進するとともに、委員が課題を抱え込まない仕組みの構築や負担軽減を図れるよう、委員が「地域のつなぎ役」として力を発揮しやすい環境の整備に努めています。
★県民児協の取組方針について・・・令和4年9月に
「秋田県民児協 活動強化方策2022」を策定しました。
県内の委員及び民児協が抱える課題や目指す姿を明らかにした上で、県内の各市町村民児協の活動強化方策に共通する取組推進項目を重点3項目にまとめ、県民児協の活動方針について示しています。
「秋田県民児協 活動強化方策 2022」冊子版(PDF)